勾配天井で開放的な平屋 将来の実用性を考えたコンパクトな間取り
- DATA
- 設 計: 株式会社アイムホームデザイン
- 敷地面積: 313.47㎡(約94.82坪)
- 建築面積: 108.57㎡(約32.84坪)
- 延床面積: 97.11㎡(約29.37坪)
- 用途地域: 第一種低層住居専用地域
- 構 造: 鉄筋コンクリート造平屋建て
- 完成時期: 2015年2月
- 建 築: 株式会社アイムホーム
北西面が接道し、通風・採光を得やすい南東に開けた平坦地で、面積は約100坪。ここに開放感があって風通しのよい平屋住宅をプランニング。夫婦と子ども3人の住まいとしては十分な広さですが、予算と実用性、子どもたちが巣立った後の生活を考え、建坪30坪強のコンパクトな間取りに収めました。
南東の庭に面してリビングと子ども室を置き、開口部を大きく取って明るさを確保。なかでも家族の集いの場であるリビングは、勾配天井にしてハイサイドライトを設置。北面からの安定した光を取り込み、吹き抜けのような開放感を演出しています。また、LDK全体を風の通り道に見立てて、庭からキッチン奥の洗面・脱衣室、さらに採風窓を通って屋外の物干し場へ風が抜けるように設計。物干し場を囲う外壁は、ファサードの一部を形成しているため、前面道路に対して斜めにスリットを入れてプライバシーと意匠に配慮しました。
デザインは、南仏調にアジアンリゾート的要素を加え、建具をダークブラウンで統一。床は明るい茶系のフローリングで調えて、全体的に色合いのバランスが取れたスペースに仕上がっています。
前面道路から見たファサード。緩やかに波打つ躯体屋根のリズムに合わせるように、玄関と物干し場には丸美のあるスペイン瓦を施工。駐車スペースは並列で4台分確保
リビングの天井にダークブラウンの疑木の梁を設置することで、ボリュームの大きな空間が引き締まり、床・壁・天井に統一感が生まれた。リビングから連続した屋外には、庇に覆われたテラス空間を設置。芝庭を眺めながらくつろげる
リビングから連続した野外には、庇に覆われたテラス空間を設置。芝庭を眺めながらくつろげる
設計・施工会社
株式会社アイムホーム
TEL:098-923-1646【ショールーム】 | http://www.imhome-okinawa.co.jp/