コンクリートの素材感を生かした 光と風を取り込むコートハウス
- DATA
- 設 計: 松島デザイン事務所
(担当:松島良貴、翁長宏光) - 敷地面積: 229.12㎡(69.3坪)
- 建築面積: 114.55㎡(34.7坪)
- 延床面積: 106.56㎡(32.2坪)
- 用途地域: 第一種低層住居専用
- 構 造: 鉄筋コンクリート造
- 完成時期:
- 建 築: 松島デザイン事務所
(担当:松島良貴、翁長宏光) - 電 気: 松島電気工事
(担当:竹島寛) - 水 道: 泉水設備株式会社
(担当:新里紀章) - キッチン: MOV(担当:照屋涼子)
- 塗 装: 座波塗装
平屋建てのコートハウスで、コートの周りをLDK、水回り、プライベートルームがコの字型に囲むという、シンプルな間取りです。
日当たりがよい場所のため、夏は日差しが部屋の奥まで入らないように、また冬はなるべく多く差し込むようにコートの庇の高さと深さを調整。そのため、コート側の開口が南東向きのLDKは、日中はよく光が入る明るい空間に。一方、主寝室は朝の光を感じられるよう東側にスリット窓を設けています。
建物の外観も内部もコンクリートの素材感を生かしたシンプルな造り。その雰囲気に合わせて、キッチンの腰壁はブロックの化粧積みでデザインし、照明も電球を使ったシンプルなしつらいにしました。収納については、オープンな棚式で、壁に取り付けたアンカーで高さを調整することができます。床材は30mm厚のスギ材。室内犬がいるので、傷がついてもそれがまた味となる素材です。
マリンスポーツが趣味の施主のため、玄関の土間スペースの奥に設えたのがエントランスクローク。水道が設置されていて、海から上がってそのまま、ここで手足を洗うこともできます。
白い箱を思わせる安定感のある佇まい。エアコンの室外機などは屋上に設えているのですっきりした印象
プライベートルームからコートを介してLDKを見る。温かな光が届く冬の窓辺は愛犬たちのお気に入りの場所
コンクリートの素材感を生かしたシンプルなデザインのプライベートルーム。東側の窓から朝の光を取り込んでいる。水分量の少ないコンクリート(スランプ8cm)を打設
設計・施工会社
松島デザイン事務所
TEL:098-961-2182 | http://matsushimayoshitaka.com/
中城村字南上原817 南上原ハイツ(B棟)