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住宅情報紙「週刊かふう」新報住宅ガイド

沖縄の住宅紹介

自然素材の質感にこだわった多様に変化できる2世帯住宅

自然素材の質感にこだわった多様に変化できる2世帯住宅

DATA
所在地:浦添市
家族構成:夫婦、子ども2人
設計:株式会社りーふ(担当緒/大木聡)
敷地面積:228㎡(68.97坪)
建築面積:120.10㎡(36.33坪)
用途地域:第一種中高層地域、第一種住居地域
構造:鉄筋コンクリート造2階建
建築:株式会社りーふ(担当/宮城守康)
電気:野原電気空調
水道:システム企画
キッチン:タカラスタンダード

10月に開業したばかりの新しいモノレール駅近くに建つ2世帯住宅。
木・石・鉄をバランス良く組み合わせて、シンプルながらも個性的で飽きのこない空間を創出しています。
2世帯住宅から、3世帯住宅や賃貸併用住宅へと変容できる可変性も備えており、3世代に渡って住み継いでいける住まいです。

自然素材の質感にこだわった多様に変化できる2世帯住宅

土地購入からおよそ6年 満を持して挑んだ家づくり

 アメリカ出身のご主人の仕事の関係で転勤続きだったというPさんご家族が、新築したマイホームでの生活をスタートさせたのは1年ほど前のこと。「家を建てて良かったと感じたのは、個室ができるといって14歳と12歳の子どもたちが大喜びした時。いつでも戻れるホーム(我が家)の存在は、大人になって独立した後も心の拠り所になるはずですから、そういう場所が作れてうれしい」とPさんご夫妻はいいます。
 土地の購入は6年ほど前にさかのぼります。「当時は森のような状態で建築許可が降りるようになるまで時間がかかるという話でしたが、私たちもすぐに建てる予定ではなかったので購入しました」。同時進行していた建築士探しについても、「自然素材をふんだんに使ったシンプルなデザインは好感が持てましたし、空間の使い方がとてもクリエイティブだと思いました。友人宅の設計施工を手掛けているという点も安心してお任せできるポイントになりました」と順調に進みました。
 奥さまのお母さまと一緒に暮らすことを予定した家づくりということで、お二人には3階建てや同じ玄関を使う部分共有型の2世帯住宅といったアイデアがありました。ところが、土地を購入してからプランニングを再開するまでの間に建築費が高騰。建築士と共に要望と予算を照らしながら現実的なプランを模索する中で、誰とはなしに出た「子どもたちが独立した後はどう暮らしたいか?」という一言から、完全分離型の2世帯住宅を賃貸併用住宅にも3世帯住宅にも変容できる、将来を見据えたプランが生まれたといいます。
「当初、貸し出すことは全く考えていませんでしたが、モノレールの延伸に伴い生活環境が便利になったこともあり、将来的にこの立地条件を生かせるようにしてはどうかと提案していただきました」


自然素材の質感にこだわった多様に変化できる2世帯住宅

素材を生かした建築意匠 空間と景色が暮らしを彩る

 大きくせり出した庇をアクセントにしたモダンな佇まいのPさん宅はコンクリート造2階建て。1階には独立したお母さまの居住スペースと子ども室、2階にはPさん家族の団らんの場であるLDKや主寝室、水回りなどが配置され、内部に設けた螺旋階段で1階の子ども室に行き来できるようにしています。「将来は1階の子ども室を改装して私たち夫婦がそこに住むかもしれませんので、簡単な工事でキッチンが置けるように配管は済ませています」と、3世帯住宅への対応も万全です。
 将来への備えだけでなく"今"の暮らしがより快適で豊かなものになるよう、デザイン面や機能面などにもこだわりが見られます。例えば、石の質感を取り入れたいと考えたご主人は、玄関ホールやシャワールームなどの仕上げ材に天然石の輸入タイルを希望。ホテルのような上質な空間を創出しています。

自然素材の質感にこだわった多様に変化できる2世帯住宅

 開放感を求めた2階のLDKは、見晴らしの良い南西側を開き、さらにその先に鉄製の細い手すりで囲んだバルコニーを配置。開放感だけでなく眺望の良さや美観も実現しました。一方で主寝室や洗面室などのプライベートな空間は、高窓やトップライトを用いて「できるだけカーテンはつけたくない」という奥さまの要望をかなえています。
 そのほかにも、洗面室はランドリールームとして使える広さを確保したり、キッチンに合わせて製作したアイランドカウンターを置いたりと、Pさん家族の暮らしに合った機能も充実しています。
 バルコニーに面した窓からは、土地を購入した時は全く想像していなかったという新しい沿線を走るモノレールの姿。「遊園地のアトラクションを見ている気分になります。いずれはバルコニーにもテーブルといすを置いて、この眺めを楽しみながらくつろげるようにしたいですね」と話すPさんご夫妻。マイホームでの暮らしはますます充実しそうです。


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