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住宅情報紙「週刊かふう」新報住宅ガイド

こんな家に住みたい

自然の摂理を活用した合理性と ホテルライクな豊かさが調和

自然の摂理を活用した合理性と ホテルライクな豊かさが調和

DATA
コンサルタント:コンサル未来(岡義昭)
設計:設計工房 木風舎(担当/与那城勉)
敷地面積:409.57㎡(約123.73坪)
建築面積:88.31㎡(約26.71坪)
延床面積:78.57㎡(約23.76坪)
構造:壁式鉄筋コンクリート造
用途地域:未指定
建築:(有)未来建設(担当/岡義昭)
電気:選電設(株)(担当/具志堅修平)
キッチン:(有)タカラ住設(担当/根路銘安明)
外構:琉喜企画開発(担当/比嘉修)
造園:HADANA(担当/葉棚達也)
石積み:石積みのフミさん(北村文理)

自分たちにとって大切なことだけを選び、自然やSDGsを意識した生活環境と、リゾート感あふれる住まいが調和する暮らし。

自然の摂理を活用した合理性と ホテルライクな豊かさが調和

イメージした敷地に出会い、 理想を同じくする 業者と出会う

「敷地の前が擁壁となったプライバシー性の高い土地が見つかり、私たちの理想に合致したコンサル未来さんとの出会いで、この家を実現できました」
 そう話すOさん夫妻が求めていた条件は、外人住宅のような平屋、リゾートホテルのようなスタイリッシュな仕上がり、光や風、植栽など自然の摂理が働く住まい。
「私たちが必要だと思うものだけを厳選し、躯体は鉄筋コンクリートのシンプルな造りで、室内の壁紙や屋根裏などは思い切って省くことでコストダウンを考えました。廊下を省いた分をその他の空間に振り分けて、内装は好きな家具をレイアウトするなど工夫次第で好みに合わせて仕上げられると思います」
 なるほど、玄関と居室スペースのフロアに段差を設けない洋風スタイル。ひとつの空間となって広がるOさん邸の屋内は、オシャレなダイニングテーブルやアイランド風の最新式キッチン、きれいなピンク色がアクセントとなっているソファー、15年以上前にアンティークショップで購入したという和箪笥も違和感なく、全体的にしっくりと馴染んでいます。
 玄関からLDK、ベッドスペースまで遮る壁がない、まるでリゾートホテルのコテージのようなデザインを、奥さまはどのように感じていらっしゃるのでしょうか。
「最初は戸惑いましたが、家族が一緒に暮らすのだからひとつの空間で気配を感じながら過ごすというコンセプトに、今では共感しています。私専用の家事室を設けてくれたし、将来的にピラティスなどを教えるための仕事場となるトレーニングルームは、扉で閉じることができます」

自然の摂理を活用した合理性と ホテルライクな豊かさが調和

自然と一体となる 開放感に満ちた空間

 リゾートホテルにお勤めのご主人は、その豊かなくつろぎをお住まいにも取り入れています。そして自然とともに暮らすという何よりも贅沢なことを知っています。
「リビングの掃き出し窓は全開でき、軒下の半戸外空間から庭へ広がるオープンエアの設計です。また通常の窓のほか、キッチンや洗面所、家事室に設置したトップライトやハイサイドライトから自然光が室内を明るく照らし、バスタブを置いた半戸外バスルームには天井さえなくて星空を眺めながら何時間でもくつろいでいられます」
 自然の摂理を活用しているのは、目に見える部分だけではありません。耐圧盤基礎工法を採用した床下がない構造のおかげで、地中の温度と室内温度を同調させることができ、冷暖房や除湿器をうまく組み合わせて節電することで鉄筋コンクリート造でありながら・夏ひんやり、冬あたたかい家・を実現しています。
「職場でもSDGsのチームリーダーを任せてもらっているので、自然のチカラを利用したシステムには興味があります」
 庭をライトアップする照明にソーラーシステムを取り入れたり、雨水を庭の散水に使うなどサステナブルな暮らしを実践、環境にも配慮したお住まいです。

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こだわり抜いて、 予算と仕様を工夫

 予算をかけるところとコストを抑えたり省略するところを設計前に分け、マイホームのコンセプトを明確にしていたのが、Oさんご夫妻の家づくりの秘訣・ひけつ)。
「コストを抑えながらも、丈夫な躯体に理想のデザインを実現できました。コンサル未来さんからは、素人の私たちでは気づかなかった点も的確なアドバイスがあり、より良く暮らすためのアイデアをたくさんいただけました」
 躯体はシンプルに予算をかけず、個性は住まう家族が彩っていく。そして、自然のチカラを活用した、環境にも優しさを還元できる持続可能な住まい。多くの知恵と気づきにあふれるOさんご夫妻とコンサル未来の家の考え方は、これからの理想的なマイホーム像を描いて見せてくれます。

写真ギャラリー

設計・施工会社

うるま市石川伊波1553-30

自然の摂理を活用した合理性と ホテルライクな豊かさが調和

長い経験が導く独自のアイデアと 開発力で、低コスト&メンテナンスを コンサルタント

コンサル未来代表・岡義昭さん(一級建築士事務所 未来・有限会社 未来建設)

 長いキャリアと技術力、豊富な製品開発力を強みに、コンサルタントとしてマイホーム作りをサポートするコンサル未来。クライアントの要望のヒアリングに始まり、資金計画、設計・施工、保険など、引き渡しまでのさまざまな場面で専門的なアドバイスを提供し、信頼のおける設計事務所や建設会社と連携して一連の工程をリードするのが、その役割です。住宅コンサル業務・設計コンサル業務・工事コンサル業務を3本柱に、セカンドオピニオンとしてのアドバイスも行っているとのこと。
 代表者の岡義昭さんは一級建築士の資格を持ち、これまでに700棟以上のマイホーム建築を手がけて、家づくりに求められる新しいカタチを追究し続けています。
「躯体は丈夫でシンプルに、内装などは住まう人の考え方を反映させて追加する」と話す岡さんは、家の下部が地中に掘り込まれた縄文時代の竪穴式住居が究極のエコロジーを体現していると考えています。
 また竪穴式住居の隙間風は自然を利用した換気や冷房システムと捉え、現代の住まいの省エネやエコロジーの参考として独自の工夫に力を注いでいます。
 Oさん邸では、日時計のように光の入り方や位置で時間を知らせてくれるトップライトやハイサイドライトを多用して昼間の照明にかかる費用を削減、庇(ひさし)は太陽の高度を配慮して屋内への直射日光の入り方を制御する高さに決定、庭の散水に利用できるよう雨水の貯水タンクを設置、植栽が排出する水蒸気で天然の打ち水効果を引き出すなど、さまざまな工夫が凝らされています。天井がない開放的なバスルームやレールがなく掃除のしやすい吊り式引き戸、収納スペースをまるごと目隠しできる「片付けないキッチン」なども、コンサル未来の施工例からセレクトしたアイデアです。
「50年以上も長く住まうマイホーム。躯体の構造や基礎部分には予算をかけて長持ち、自然光や風を最大限に利用できるよう工夫して省エネと節約、手入れのしやすい建材を選び、日々の生活をスムーズにしてくれる動線を考えましょう」
 岡さんの説明は「シンプルであること、自然と協調して暮らすこと」が、予算を賢く配分した暮らしやすいマイホームを創るコツだと教えてくれます。

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