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住宅情報紙「週刊かふう」新報住宅ガイド

こんな家に住みたい

家族と過ごす時間を大切に。 広々とした空間で暮らす

家族と過ごす時間を大切に。 広々とした空間で暮らす

DATA
家族構成:夫婦、子ども2人
設計:大知プラン(担当/中江)
敷地面積:380.95㎡(115.23坪)
建築面積:145.80㎡(44.10坪)
延床面積:364.85㎡(110.36坪)
構造:鉄筋コンクリート造ラーメン構造
用途地域:第一種低層住居専用地域
完成時期:2018年3月
建築:株式会社大知建設(松本)
電気:株式会社大知建設(松本)
水道:株式会社大知建設(松本)
キッチン:株式会社LIXIL(山﨑・宜野座)

F夫妻が夢見た家は、なにより広いこと。
住宅内に仕事場を設けて、子育て中心の暮らしを楽しまれています。

家族と過ごす時間を大切に。 広々とした空間で暮らす

住宅地に広い土地を探す

 アパートに住んでいたころ、リビングにソファは1個だけでしたが、「いつか家を建てたら、ソファを大きくLの字型に置きたいね」と夢をふくらませていたというF夫妻。2年半ほど前に、いよいよその夢を実現させるべく、土地探しに取り組みました。条件は「場所は住宅地。広さは100坪以上あること」でした。最初は那覇市内を探しましたが、100坪以上の土地を見つけることはできませんでした。たまたまネットで、夫妻の条件にかなう物件の売り出しを知り、すぐに出かけてみました。
 そこはメインの通りから少し奥に入った角地にあって、通りから続く道の側は塀で覆われ、横に入り込む細道の方に出入り口が取られていました。「最初、見たとき閉塞感があるような気がしたのだけれど、妻が『塀を壊して、玄関をそこに持っていったらどうかな』と案を出してきて、それならと購入を決めました」とFさん。
 家づくりの依頼先は、検討の結果、設計・施工を一貫して行うハウスメーカーにお願いすることにしました。
 リビングや和室、寝室、駐車場など、個々のスペースをなるべく広く取りたいと考えていたFさん。ピロティ式にして、下を丸ごと駐車スペースに使い、2、3階に居住空間を置くことを希望しました。一方、奥さまは「玄関は道路に面したところに」と考えていました。幸い、敷地に高低差があり、目の前が下り坂だったことから、高所部分に玄関を置き、通りから下に入り込むかたちで、駐車場をつくるスタイルにすることで、2人の要望をともに叶えることができました。

家族と過ごす時間を大切に。 広々とした空間で暮らす

街並みの風景を楽しむ

 古くからの住宅街の一角に建つ、すっきりした白い外観の3階建てがFさんの住まいです。1階が駐車場、2階がLDKと和室と水回り、3階は個室が4つあり、その1つを仕事場として活用しています。「職場は別にあるのですが、子どもたちとの時間をなるべく多く持ちたいので、在宅でも仕事ができるようにしました」と家族思いのFさんです。そのほかに寝室と子ども室2つがありますが、3人目を想定して、広い方の子ども室は2つに仕切って使えるようにしています。
「景観のことは意識していなかったのですが、ダイニングから見える街並みの景色がとてもよくて、海まで見通せます。今はみんな、窓に向かって、一列に並んで、景色を見ながら食事をしています」とおかしそうに話します。

家族と過ごす時間を大切に。 広々とした空間で暮らす

 広々としたLDKのソファはアパート時代のものを延長して使っています。和室も8畳と広く、掃き出し窓に続く坪庭から光と風を取り込んでいます。
「造園屋さんに、沖縄らしい南国風の庭園にしてくだい、とお願いしました。表にも植栽スペースを作りましたが、そこにはソテツを植えると決めていました」
 水回りにもこだわりがあり、玄関からも直接行ける動線を設け、乾燥室、洗面室、浴室の順に一列に並べました。また、「洗面室には、同時に使えるように水栓を2つ。トイレ横にも独立して手洗い場を設けました」とFさん。
 実はインテリアにはあまりこだわりがなく、「デザイン性が強いものよりも、落ち着ける雰囲気だったらそれでいいかな」と、部屋の配置を決めたあとは、ほとんどお任せ状態だったそうです。それでも「担当の方との相性がよかったのか、提案していただいた壁紙や照明など、どれも気に入っています」と夫婦揃って、暮らしやすい住まいに大満足です。


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