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稲嶺さんの相続・終活知恵袋 Vol.16 後悔しない遺言書を書くための7つの考え方

稲嶺さんの相続・終活知恵袋 Vol.16 後悔しない遺言書を書くための7つの考え方

遺言書はご自身の想いをご家族へ託す大切な書類です。実際の相続では、遺言書があったことで手続きが円滑に進み、ご家族から感謝されたケースもあれば、反対に遺言書が原因で争いに発展してしまったケースもあります。今回は、そうした事例から見えてきた「後悔しない遺言書 7つの考え方」をご紹介します。

週刊かふう2026年8月14日号に掲載された内容です。

後悔しない遺言書の
7つの考え方

①遺言書は「家族のため」に書く
 遺言書は、ご自身の意思を残すためのものですが、その内容を受け止めるのはご家族です。遺された家族がどのように感じ、困ることはないかまで考えて作成することが大切です。

②財産は漏れなく書き残す
 遺言書に記載されていない財産は、相続人全員で話し合って決めることになります。書き漏れはもちろん、「自分では決められないから家族に任せよう」と判断を先送りすることも、将来の負担につながります。分けにくい財産こそしっかりと向き合い、ご自身の考えを遺言書で示しておきましょう。

③財産の分け方は具体的に決める
 誰に何を相続させるのかは具体的に決めておきましょう。「長男に2分の1」のような割合だけでは、相続人同士で財産の分け方を話し合う必要が生じることがあります。誰にどの財産を相続させるのかまで明確にしておくことが大切です。

④「平等」より「納得感」を大切にする
 必ずしも均等に分けることだけが良い相続とは限りません。ご家族それぞれに生活や事情があります。同居や介護、生前贈与など、これまでの経緯にも目を向けながら、ご家族全体が納得できる財産配分を考えることが大切です。

⑤家族への想いを言葉で残す
 遺言書には、感謝の気持ちやご家族への想い、財産配分に込めた考えなどを「付言事項」として残すことができます。ご自身の言葉で想いを伝えることで、ご家族の理解や納得につながることがあります。

⑥遺言を確実に実現できる準備をする
 遺言書は書いて終わりではありません。公正証書遺言での作成や遺言執行者の指定など、ご自身の想いが確実に実現できるよう準備しておくことも大切です。

⑦家族との対話も大切にする
 遺言書は大切ですが、すべてを遺言書だけに任せる必要はありません。話せることは生前に家族へ伝えておくことで、ご自身の想いや財産配分の考え方が伝わり、より良い相続につながります。

稲嶺さんの相続・終活知恵袋 Vol.16 後悔しない遺言書を書くための7つの考え方

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