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教えてコンサル金城さん 不動産のギモン解決! 第6回 不動産を希望の金額で売買するには

教えてコンサル金城さん 不動産のギモン解決! 第6回  不動産を希望の金額で売買するには

「不動産売買」において、売主は「できるだけ高く売りたい」、買主は「できるだけ安く買いたい」の一言に尽きると思います。今回は、どの時点から準備を始めれば物件を高く売ることにつながるのか、また安く買うことができるのか、不動産コンサルの視点からご提案します。

 

高く売却するポイント

 できるだけ高く売りたいのであれば、不動産物件を買う前や建てる前、または入居中から準備を始める必要があります。そこで、今回は複数の収益物件を所有するAさんの事例を紹介します。
 Aさんのご相談は、新築の収益物件を建てたいが、将来家庭の事情によっては売却も考えているので、より需要があり高く売れる物件にしたいというものでした。
 土地探しから一緒に始めて、計画の段階で将来いくらで売却できるか近隣の事例をリサーチしながら物件のプランを練っていきました。その後、1階は約27坪(4LDK)の住宅、2階は賃貸3室の共同住宅のプランを作成。実際Aさんは、完成して数年後にお子さんの大学進学の資金にしたいと売却しています。
 計画の段階から将来の売却までを見すえることで、希望の金額で売買を行うことができました。将来の相場を調べておくことは、中古物件購入の際にも大切なことなので、複数の不動産専門家に将来売れる予想価格を相談してみるのもいいかもしれません。
 また、現在のお住まいを将来高く売却する方法の一つとして、住宅のメンテナンスを定期的に行うことをおすすめします。中古物件の室内汚れや破損、また外壁のメンテナンス不足があると、それだけで評価が下がります。また買主側に高額のリフォーム代がかかる場合もあるので、日頃からの取り組みが大切です。

お得に購入・建てるためには

 中古物件を買う際に多くの人が見過ごしているのが、「購入後のリフォーム費用」です。安く購入できても、物件によっては高額のリフォーム費用がかかる場合もありますので、中古物件を購入する際には、リフォーム費用の事前見積もりをお勧めします。購入後の総費用を知ることで、想定外の費用を抑えることができたり、価格を安くする交渉材料となるケースもあります。また、専門家が中古住宅を客観的な立場で点検調査する「インスペクション」を活用して、現状を知ることで購入後のリフォーム工事の計画が立てやすくなる場合もあります。
 新築の場合は、総予算の範囲内でどう建築できるのかを設計士に相談する必要があります。自分の希望優先で設計士に依頼して、予想外の建築費用になることを避けるためにも事前に予算を決めて打ち合わせをすることは大切です。
 また、費用面でご自身の希望をかなえるためには、不動産会社や設計士、建築会社などの専門家とのコミュニケーションも大切です。最終的な価格は、人と人との間柄も重要になってきます。売主や買主、関係する専門家との間において、三方良しの関係を成り立たせる気持ちで取り組むことで良い結果がついてくると思います。

 次回は、「相続財産でもめる前に考えたいこと」についてです。

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