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住宅情報紙「週刊かふう」新報住宅ガイド

こんな家に住みたい

生活空間にもビジュアル性を高めた スタイリッシュモダンな家

生活空間にもビジュアル性を高めた スタイリッシュモダンな家

DATA
所在地:那覇市
家族構成:夫婦、子3人 
設計:Style Create 一級建築士事務所
敷地面積:278.62㎡(約84.28坪)
建築面積:130.73㎡(約39.54坪)
延床面積:124.71㎡(約37.72坪)
用途地域:第一種低層住居専用地域
構造:鉄筋コンクリート造
完成時期:2019年11月
建築:有限会社 秀林組(担当/上江洲)
電気:和電設(担当/志喜屋)
水道:有限会社 名設(担当/新垣)
キッチン:Panasonic(担当/山城)

子どもたちをのびのびと育む家を求め、リビングを中心にした動線と各室の美観に趣向を凝らした邸宅。
25畳のLDKが住まいのコアとなる、家族の幸せを育むレイアウト。東側から優しい自然光が差し込むリビングは、お気に入りのソファを置いてくつろぎの空間へ。

※週刊かふう2020年11月20日号に掲載された内容です。

生活空間にもビジュアル性を高めた スタイリッシュモダンな家

ファサードに、各室に洗練されたデザイン

 Nさん邸の前に立ち、その洗練された意匠に見とれていると、
「おーい!」
 と子どもの可愛らしい声が呼びかけて来ましたが、声の主は見当たりません。目隠しルーバーのおかげで道路からの視線が届かないデッキテラスに、子どもたちの笑い声が弾みます。
 驚きはまだまだ続きます。玄関ドアを開けると上質で彩られた和風リゾートを訪れたかのようなモダンな空間が出迎え、その印象を引き継ぐ客用トイレも廊下を隔てて設けられています。
「来客をすぐに客間へ通せる動線にしたくて」
 と話すのは、幼いお子さんを抱っこしている奥さま。ゲストのために整えられたスタイリッシュなデザインが高級感を醸し出します。ちなみに普段はもっぱらNさんが客用トイレを使い、バスルームなどの近くに設けたトイレは子どもたち&奥さま用と使い分けているとのこと。
 隅々にまで〝わが家流のこだわり〟をかなえた出来栄えにご満悦のNさんご夫婦が内装で意識したのは、壁に貼ったクロス選びでした。
「スタイルクリエイトさんの完成見学会でオレンジ色のクロスを大胆に使ったお宅を見て、こういう内装も〝有り〟なんだと目からウロコが落ちました」
 お気に入りのクロスを求めて、ご夫婦で福岡まで日帰りで行くほどこだわり抜いたそうです。
「選択できる3ブランドの中から『リリカラ』が気に入り、実際に柄を見て決めたくて」と、家づくりにまつわる大変ながらも楽しいエピソードを聞かせてくれます。

生活空間にもビジュアル性を高めた スタイリッシュモダンな家

リビングを中心に子の成長を見守る

「子どもが3人。特に男の子は元気が良く、周囲へ気兼ねせずに思いっきり遊ばせられる環境を求めて、予定よりも前倒しして戸建て住宅を建てることにしました」
 家の中心軸となる25畳のLDKから各室へつながる平屋造りは、Nさんが一番に希望したポイントでした。
「リビングで必ず顔を合わせる動線が、家族の絆を育むと聞いたので」
 その壁一面を占めるニッチを利用した造作棚に、3人それぞれの節目に写してきた記念写真をズラリと並べ、愛情をたっぷりと伝えるギャラリーに仕立てています。広めに取った駐車場も先ほどのデッキテラスも、子どもたちの遊び場を創出するため。
「外出自粛の期間は、子ども用プールを出して水遊びやボールすくい、レジャーシートの上で屋外ランチなど、飽きさせずに過ごすことができました」
 遊んだ後は屋外の通路からトップライトのある屋根付き物干し場、バスルームへとそのままアクセスでき、室内を汚さずに移動できる動線が気に入っているそうです。

生活空間にもビジュアル性を高めた スタイリッシュモダンな家

 3人ともまだ幼いので10畳の子ども部屋は共有空間として活用、ピアノやトランポリン、ままごと用キッチンなどの遊具を揃えています。ビルトインクローゼット奥のクロスは、女の子用は可愛らしいピンク、男の子用は爽やかなブルーを選びました。ゆくゆくは、成長に合わせて仕切り壁で二つに区切る予定です。

 勾配天井に設けたトップライトから自然光が差し込む明るいリビング、その向こうに続くデッキテラス、横に目をやればユーティリティースペースまで見渡せる位置にアイランドキッチンを配置したのは、いつでも子どもたちを見守るため。このポジションで家族の様子を感じながら料理するときが至福と語る奥さま。
「静かにしなさいと言わないでいい、それが最高です」
 と晴れやかな笑顔を見せてくれました。

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