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住宅情報紙「週刊かふう」新報住宅ガイド

こんな家に住みたい

自然素材で風通し良く。居心地の良い木の家

自然素材で風通し良く。居心地の良い木の家

DATA
家族構成:夫婦、子ども2人
設計:夢ハウス(担当/霜鳥政直)
敷地面積:407.91㎡(123.42坪)
建築面積:135.25㎡(40.92坪)
延床面積:106.04㎡(32.08坪)
構造:木造軸組み工法
用途地域 :第一種中高層住居専用地域
完成時期:2018年12月
建築・電気・水道:夢ハウス(種部)
キッチン:タカラスタンダード(黒川)

ヒノキ、ベイマツ、アカマツ、キリなどなど。Oさんは無垢材にこだわって、さまざまな樹種を使い分けた、住み心地の良い家を完成させました。

自然素材で風通し良く。居心地の良い木の家

木造平屋を希望

 子どもの小学校入学を前に、家づくりに向けて動きだしたO夫妻。「両親から『前に買った土地を譲ってもいいよ』という話もあって、そろそろかなと思いました」と奥さま。
 夫妻ともに調湿作用があり、健康的な「木の家に住みたい」と意見が一致し、情報収集を開始。あるモデルハウスで、木に関するご主人の質問に、的確に答えを返してくる営業担当者に好印象を抱き、そのハウスメーカーに家づくりを依頼することにしました。
 クーラーが苦手な奥さまがなによりこだわったのは、「風通しの良い家」でした。また、ご主人の実家は2階建てでしたが、子どもたちが出たあと、2階は使われなくなっていたことから、夫妻の家は平屋にすることにしました。
 当初は二世帯住宅を想定し、夫妻の寝室と子ども室、両親の寝室と、洋室を三つ設ける予定でしたが、両親から「今は地元を離れたくない」と言われたそうで、洋室を一つ減らし、その分、広めのウオークインクローゼットを設けることにしたそうです。

自然素材で風通し良く。居心地の良い木の家

 また、ご主人は長男なので、いずれ仏壇を継ぐときのためにLDKの並びに和室を設け、床の間の横に、仏壇を置くスペースを確保することにしました。 屋根は切妻で、沖縄瓦を意識してオレンジ色の三州瓦を選択。軒の深さをたっぷり取って、「バーベキューが楽しめるように」と、ぬれ縁の幅を広げました。
 
 
 
 

自然素材で風通し良く。居心地の良い木の家

風の通る家

 白壁とオレンジの瓦のコントラストがあざやかなOさんの家。玄関を入ると左手にLDKと和室、子ども室があり、右手ののれんを潜ると、廊下沿いに寝室とウオークインクローゼット、水回りが配されています。
 柱はヒノキ、梁はベイマツ、床はアカマツやキリ、壁は珪藻土のクロスと、自然素材にこだわった家は、木の香りとぬくもりが感じられ、どの部屋も居心地が良さそうです。
「朝はまず、リビングとキッチンの窓を開けて、室内に風を通すようにしています」と奥さま。リビングは掃出し窓の上に、換気用にルーバー付の小窓を設置。また、キッチン側の勝手口を通風ドアにするなど、風が流れるように工夫されています。
 キッチンは奥さまのお気に入りの場所で、「見通しがよくて、子ども室の様子もわかります」と満足そう。廊下の突き当たりに洗濯機置き場を設け、廊下の片側に脱衣室と浴室、ウオークインクローゼット、もう片側に屋根付の洗濯物干し場を設けるなど、家事動線もスムーズです。
「近所の子どもたちが遊びに来たときは、嬉しかったですね。アパートのときは、なかったことだし、子どもたちも、以前よりのびのびとしているように感じます」とご主人。リビングの樹齢100年を越えようかというヒノキの大黒柱には、子どもたちの背比べの跡が記されています。開放的な木の家で、地域とのつながりを大切に、日々の暮らしを楽しまれています。

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