熟練大工との家づくり 無垢の木に包まれた住まい
- DATA
- 設 計: つわぶき設計
(担当:諸見里 清) - 敷地面積: 357.25㎡(約108.06坪)
- 建築面積: 96.26㎡(約29.11坪)
- 延床面積: 89.64㎡(約27.11坪)
- 用途地域: 第一種低層住居専用地域
- 構 造: 木造軸組工法平屋建て
- 完成時期:
- 建 築: 安永建築
- 電 気:
- 水 道:
- キッチン:
木を潤沢に使い、床も天井も壁も木肌を感じられる絶妙な意匠。家の隅々までヒノキが香る清々しい住まいは、木の空間の魅力を存分に楽しめる木造住宅です。
モデルハウスを訪れ木造住宅のすばらしさに魅了されたAさんご夫妻が目指したのは、自然に包まれたような心地よさが詰まった木造住宅。
その理想を、建築会社が推奨する基本スペック(国産の無垢ヒノキ材を標準仕様、屋根材は耐風性・耐塩害に優れた島根県産の防災瓦《石州瓦》、壁や天井には断熱セラミック塗料ガイナを塗布)をベースに熟練大工の匠と知恵でカタチにしました。
リビングの頭上に堂々と架かる太鼓梁は圧巻で、小屋組みを露出させた天井は屋根の頂部まで目が届き2階建ての吹き抜けに匹敵する開放感を実現しました。頭を悩ませた家の間取りは、沖縄伝統の風水を意識し、玄関や和室、水まわりのレイアウトを決定。キッチンから水回りへ向かう通路入り口にヒノキの柱を据えるなど、自慢の木が身近に感じられるような設計になっています。細部まで素材の上質感や立て付けの良さが際立つ造りを意識した住まいは、夏は涼しく冬は暖かな、木の家特有の快適さを実現しました。
ファサード。玄関とリビングの頭上には庇を延ばし、半屋外的な雨端(アマハジ)空間に。また熱の出入りが多い開口部には、夏の日射熱の約60%カットするLow-E複層ガラスを採用。蒸し暑さが大敵の沖縄でも、涼しく快適な家づくりを提案している
和室。右手掃き出し窓の外にはウッドデッキを配置。壁にはグレーのゼオライト塗壁材を施工
キッチン脇から和室方向を見る。正面左手の戸は子ども室の入り口。キッチンは壁付けタイプを選び、リビングに向けてカウンターを設置。天板は作業性を最優先しステンレスに。奥さまこだわりのサブウェイタイルも空間になじんでいる
設計・施工会社
株式会社 安永建築
TEL:0120-693-702 | https://yasunaga-k.co.jp