住むほどに感じる居心地のよさ 健康を考えた「安心・安全」に包まれる家
- DATA
- 設 計: リード・アーキテクト株式会社
(担当/上羽和正) - 敷地面積: 260.62㎡(約 78.8坪)
- 建築面積: 90.67㎡(約27.4坪)
- 延床面積: 88.19㎡(約26.6坪)
- 用途地域: 第二種低層住居専用地域
- 構 造: 木造在来軸組工法
- 完成時期: 2020年2月
- 建 築: リード・アーキテクト
株式会社 (担当/小野) - 水 道: 株式会社 沖宮設備
(担当/武富) - キッチン: タカラスタンダード 株式会社
(担当/真栄里) - 植 栽: 有限会社 プラネットファーム
(担当/友利) - 左 官: 當山官業(担当/當山)
- 家 具: ライトハウス(担当/山口)
ご夫婦の生活はもちろん、ここに集うみんなが心から安心して健康に過ごせる「0(ゼロ)宣言の家」。
笑顔の時間はさらに増えたようです。
週刊かふう2024年1月17日号に掲載された内容です。
おもてなしの心が光る彩り豊かな暮らし
今回の木造平屋建てのUさんの家は、初めて訪ねた2020年から約4年の年月を経て2度目の訪問となります。迎えてくれたのは、ご夫婦の変わらない笑顔と庭のローゼルを使った鮮やかなピンクのウエルカムドリンク。玄関やリビング、和室などに飾られた生け花や、壁を彩るタペスタリーなどは、今も変わらず季節やお好みで取り換えながら、暮らしを楽しんでいるそう。
「お花は庭のものを生けることも多いんですよ」とほほ笑む奥さま。その素敵なおもてなしに魅了されます。
Uさんの家は、長持ちしない建材や健康に悪い建材を排除した「0(ゼロ)宣言の家」で、全国の設計事務所や工務店が集まり、医師や大学教授の協力の下、ともに安心・快適な住まいを考える「住医学研究会」が考案したもの。完成から4年以上が過ぎ、住み心地はどう変化したのでしょうか。
コンクリート造から木造平屋の健康住宅へ
「まず変わったのが睡眠。とにかく寝付きがよくなって眠りが深くなった」とUさん。そしてお二人が声をそろえるのが「とにかく居心地がいい」「室内の空気が清々しい」という感想。それはこの家を訪れたほとんどの方が感じており、年月の経てより深く実感しているようです。
Uさんの家は、和室以外はすべてパイン材のフローリングで、梁は松、柱はヒノキと無垢材をふんだんに使用しています。さらに調湿や消臭効果に優れたスペイン漆喰の塗り壁や天井、和室には天然ビーグの畳を使い、内断熱材は、新聞紙由来のセルロースファイバーを使用しています。
『医師が薦める本物の健康住宅』として、花粉症やぜんそく、アトピーが改善した、睡眠の質がよくなったなど、全国で健康改善の実例が挙がっているほど。Uさんの甥御さんや姪御さん家族がハイハイ期の赤ちゃんを連れて来ることも多く、その点でも安心・安全な家を建てて本当に良かったと感じています。奥さまは「うちに来ると赤ちゃんのハイハイが活発に。きっと無垢の木が気持ちいいのね」と笑います。
また、「梅雨の時期もカビや結露が全く出ない。4年以上暮らしていて、室内がジメジメしたことは一度もない」と驚くUさん。以前住んでいたコンクリート造でお悩みだった窓の結露や障子の桟のカビは解消。快適な毎日を過ごしています。
足腰だけでなくお掃除もラクラクに
都心にあっても、Low-e複層ガラスのおかげで結露防止だけでなく、静かな環境を実現。設計で要望した通風や採光も万全で、風や光が気持ちよく通り抜けます。段差や間仕切のないリビングダイニング、和室は合計28.5畳の広々とした空間。松を使った現しの梁が天井も開放的で、照明の陰影も相まって豊かな表情を見せてくれます。
「そういえばこの家、部屋の隅に綿ぼこりがあまりたまらないんです」と不思議がる奥さま。すると設計・建築を担当したリード・アーキテクト株式会社の小野さんが、「建材や資材が天然素材だと、室内で静電気が起こりにくく、汚れの原因となる綿ぼこりがあまり発生しません。健康を考えた家はお掃除もラクになります」と解説してくれました。
以前住んでいた家は、二階建てで階段の上り下りが足腰に負担だったそう。それを聞いた小野さんは平屋で、しかも玄関ドアの前まで車を横付けできる駐車場設計を提案。スムーズに話が進みました。平屋の家は「庭を眺めながらリビングで過ごすのも、ダイニングでお友達とお茶をする時間も楽しい」とお二人。室内でのストレッチや、ご近所の美しいお庭を眺めながらのウオーキングも楽しみなのだそう。
厳選したものだけを運んだこの家では、食器の量やサイズに合わせて壁に収納棚を造作。衣服はその後、さらに減らしてすっきり。仲良し夫婦のシニアライフは、空気の清々しさだけでなく、暮らしの快適さや居心地のよさもさらに進化しているようでした。
写真ギャラリー
住医学研究会が推奨する健康的な家は、夏涼しく冬暖かで省エネにも優れた効果を発揮
実感してください! 「0(ゼロ)宣言の家を建てることは、きれいな空気を買うこと」
二級建築士・プランナー/小野章子さん(リード・アーキテクト 株式会社)
リード・アーキテクト株式会社は京都に本社を置く建設会社で、2018年に沖縄営業所を開設しました。住医学研究会が推奨する「0(ゼロ)宣言の家」に賛同し、その普及と住まいづくりのサポートを推進しています。
特長として、まず外壁を構成する4つの層「クアトロ断熱」が遮熱と断熱に効果を発揮します。瓦同士の連結が強化され、台風や災害に強い防災瓦の他、調湿・吸臭・抗ウイルスに優れたスペイン漆喰を室内の壁に採用。杉・ヒノキ・パインなどの無垢材や、結露を発生させにくいLow-e複層ガラス、内断熱材は調湿・防温、内部結露対策に優れたセルロースファイバーなどを標準仕様としています。
また沖縄独自の仕様として、厳しい暑さや紫外線の対策に遮熱ガラスを採用。大型台風の直撃を考慮した構造設計となっています。ホウ酸処理によるシロアリ対策など、細部まで妥協せず、世界中から厳選した安心・安全な材料を使用することで、健康だけでなく高い耐久性を実現する家づくりをご提案しています。
これらの仕様で夏でもエアコン1台で家中の空調を快適に保つことができ、材料が天然素材であることから、静電気が起こりにくくほこりが少ない家であることも自慢のひとつです。
今回ご紹介したUさんご夫妻は、コロナ以前に開催していたセミナーだけでなく、京都本社にご用意しているモデルハウスでの宿泊も体験し、その良さを実感したことがご成約につながりました。完成から4年以上経った今も、Uさんご夫婦からは「この家で本当に良かった」とご満足いただいています。
Uさんの家では、できるだけ仕切りや段差のない平屋建てをベースに、玄関横まで車が入る駐車場、寝室とユーティリティーが近いこと、玄関に続く土間の納戸、ほどよい広さのお庭造りなどが設計の課題でした。他にもサイズ調整を細かく行った作り付けの仏壇や、県産赤土を材料とした床の間の土壁、キッチンのヒヌカン、泡盛の甕を保存できる収納スペースなど、細かなご要望にもしっかりお応えしました。
「0宣言の家」は自由設計の注文住宅で、オーナーさまのご希望とご予算に合わせてさまざまなご提案ができます。ご要望やこだわりをしっかりお聞きし、コミュニケーションを大切に家づくりを進めてまいります。これまでお引き渡しをしたお客さまにはご満足いただけている自信があります。安心・安全で健康的な家づくりはお気軽にリード・アーキテクト沖縄営業所までお問い合わせください。詳しくはWebサイトをチェック!
設計・施工会社
リード・アーキテクト株式会社 沖縄営業所
TEL:098-894-8027 | http://www.lead-a.co.jp/