専門家チームで解決! 不動産のギモン難問 第5回 専門士業とマスターのタッグ

不動産にまつわる問題は難しいからと諦めていませんか? この連載では、士業をはじめとする専門家チームが、さまざまな不動産に関する疑問や難問をスッキリ解決します!
≪週刊かふう2026年9月4日に掲載された内容です≫
不動産コンサルティングマスターの価値とは
皆さま、こんにちは。不動産コンサルティングマスター(以下、「マスター」)の佐藤雄樹です。私は東京在住ですが、一昨年から沖縄の先生方をサポートしたり、牽引する役割として関わらせていただいています。
コンサルマスターの最大の役割は、不動産に関わる「コンサルティング」を行うことです。決して、単にクライアントの大切な土地や建物の売買や賃貸借のお手伝い(仲介)、管理等をするのではなく、不動産という一つの資産について、不動産経営の立場から統計的に分析して論理的に説明し、時には感情面で寄り添いながら、クライアントの目指したいゴール(目標)を設定します。
目標達成のためにはどのような選択肢があり、どのようなメリット・デメリットがあり、費用が生じるのか、そしてどのようなスケジュール(工程)で進むのかを提案し、必要に応じて、その分野に精通した専門士業の先生を含めたチームを編成し、難しい言葉を分かりやすい表現に翻訳して最後まで伴走する……これが本来の不動産コンサルティングであり、マスターの仕事であり、価値でもあります。
プランが出揃ったときがマスターの出番
例えば、不動産の有効活用を検討する場合、一般的にはマンションやアパート、ビルが多いと思いますが、沖縄ならではの米賃(米軍関係者向けの戸建てやマンションの賃貸物件)や民泊を見込んだ戸建て、ホテルなどの選択肢も当然あるでしょう。
有効活用を検討される方々は、ハウスメーカーや建設会社さんに提案を求めると思いますが、そういった企業は当然、建てることを前提に提案を行います。決して提案してもらうことを否定しているわけではありませんので、どんどん提案してもらってください。そして提案が出揃ったところで出番となるのが、われわれ不動産コンサルティングマスターです。
マスターは、建設会社の提案資料を基に、建築コストの妥当性や賃料収入・事業収支の妥当性をはじめ、単なるメリット・デメリットだけでなく、建物名義を誰にすべきか、法人化は検討すべきか、将来の相続などを踏まえて民事信託を導入すべきかなど、他の専門士業と協議を重ねた上で提案をします。
もちろん、検証の結果、敷地規模・土地形状や昨今の建築コストの高騰などを理由に、建物の建築は適さない、となることもあります。コインパーキング、月極駐車場、定期借地権での土地賃貸等となることも少なくありません。

相続の事案には専門家とマスターのタッグで解決!
不動産の相続と聞くと、税理士、弁護士、司法書士、行政書士の先生方を真っ先に思い浮かべるかもしれません。先生方はさまざまな手続きの専門家ではありますが、不動産ましてや不動産経営の専門家ではありません。
マスターは、これらの相続の専門家である先生方とチームを組んで事案にあたりますが、相続発生後であれば、先生方に対して不動産経営の視点からアドバイスを行うことは日常的なことです。相続発生前の事案検討時においても、マスターから先生方に対してさまざまな提案を行い、その提案に基づいて先生方が検証し、効果の高い対策だけをクライアントに提案しているのが実情です。
