愛犬のホームケア 第6回
週刊かふう2019年3月15日に掲載された内容です。
健康のために犬も歯みがきの習慣を!
「犬の歯ブラシの選び方」
歯磨きを嫌がる子にはどんな歯ブラシを使ったらいいの?
犬の口の中には虫歯をおこす細菌がいないため、犬が虫歯になることはないと言われます。しかし、歯周病予防のために犬も口腔ケアを行う必要があります。
歯みがきシートを使っている方も多いですが、歯と歯の間や歯周ポケットまではキレイにすることができないので、犬も歯ブラシを使ってケアをするのが理想です。しかし、歯ブラシは苦手な子もいますので、できるだけ嫌がらない歯ブラシ選びをしてあげたいものです。
歯ブラシを嫌がる理由の1つに「ゴシゴシされて痛い」というのがあります。飼い主さんが自分の歯を磨くのと同じ力加減で犬に歯みがきをすると、力が強すぎて痛みを感じてしまうことがあります。とはいっても力加減を調整するのはなかなか難しいもの。そんなときは刺激の少ない柔らかな毛の歯ブラシを選んであげるといいですよ。また、犬が歯ブラシに慣れていないうちは、あえて大きめのヘッドの歯ブラシを使い、時間をかけず全体をサッと磨いてしまうのも嫌がらなくなる方法のひとつです。
最近では動物病院でも犬用歯ブラシを販売していますので、悩んだ時はかかりつけの病院に相談してみて下さいね。
●南谷てるみプロフィール
手づくりごはん・ドッグマッサージ教室Bonico 代表。
ペット食育協会認定指導士、ドッグマッサージセラピスト。愛犬が病気にならない体づくりの予防ケアを指導します。