芝庭とテラスでつながる それぞれの暮らしに合わせた平屋の二世帯住宅
- DATA
- 設 計: 有限会社ロフト建築設計事務所
(担当:前里、下地、宮里) - 敷地面積: (親)327.64㎡(99.11坪)
/(子)279.81㎡(84.64坪) - 建築面積: (親)117.50㎡(35.54坪)
/(子)121.69㎡(36.81坪) - 延床面積: (親)114.31㎡(34.56坪)
/(子)108.20㎡(32.73坪) - 構 造: 壁式鉄筋コンクリート造
- 用途地域: 第一種中高層住居専用地域
- 建 築: 國真住建
(担当:宮里) - 電 気: 榮電舎
(担当:渡名喜) - 水 道: 丸栄電気水道工業
(担当:砂川)
約180坪の広い敷地を、それぞれの建物で中庭を囲むように配置・計画された平屋の二世帯住宅です。両世帯とも、中庭と一体になるようにリビングを配置。しかしその位置や視線をずらして、気配は伝わるけれど見えすぎないように配慮されています。
外観デザインは統一されていますが、プランはそれぞれの生活スタイルに合わせて計画されています。例えば、子世帯は3人の子どもたちに目が届くように、対面キッチン・リビングを中心に、将来は仕切れるよう大きなワンルームのような設計にしました。親世帯は友人や来客が多いため、リビングとダイニングはあえて別室に。調理に集中したいとの事からキッチンはセミオープンにするなど、それぞれの要望に応じたプランになっています。
インテリアも、親世帯は白い珪藻土に木目調のクロスを合わせて、落着きを重視。子世帯は白を基調とし、好みの家具でアレンジしやすい計画となっており、家族の成長に応じて変化を楽しむことができます。
建物間はウッドデッキでつながっているので、子どもたちは素足で親世帯に向かいます。天気の良い日は両世帯をつなぐバーベキューテラスで、3世代で食事を楽しんでいるようです。
向かい合った赤瓦屋根が印象的な外観。それぞれの建物で中庭を囲んでいるため、道路から中の様子をうかがうことはできない
親世帯のリビングから中庭を見る。庭を分散させずに1つにまとめて約9m角の広さを確保。その庭で、現在長男はバスケの練習に励んでいる
和室と一体になるリビング。勾配屋根の形状をそのまま活用し、高い天井にはロフトも併設されている
設計・施工会社
那覇市具志3-34-6