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僕の好きな風景 第109回 小さな平屋で豊かに暮らす

僕の好きな風景 第109回 小さな平屋で豊かに暮らす

大地に張り付くような佇まい。 太陽光発電でゼロエネルギー住宅

週刊かふう2026年7月3日発行号に掲載された内容です。

 

 ここ数年の建築費用の高騰は歯止めが利かず、いまだに継続中です。
このような状況の中で、住まいを求める側も造る側も住宅の質を下げることなくコストを抑える工夫を模索しています。
そのひとつが「小さく住む」こと。
さらに平屋で建てることが望まれるようになりました。
高齢になった時にも大きな改築をせずに済むようになるので、数十年の時間の中でかかる費用を考えると平屋の選択は間違いではないと思います。

僕の好きな風景 第109回 小さな平屋で豊かに暮らす

廊下を飾り棚や本棚として活用

 ただし、平屋の建築費用は割高となります。
基礎も屋根も総2階建ての倍の面積になるのですから……。
それでも将来のこと、暮らしやすさを思うと選択肢として外せません。
階段を無くせる分だけ、面積が減らせます。

 ただし廊下が長くなる傾向があるので、廊下を多義的に活用する工夫が必要になります。
例えば収納スペースを兼ねるとか、ギャラリー的な空間に昇華させるなど、便利かつ豊かな暮らしの向上に繋げることができます。
そして平屋の最大の価値は大地につながること。

 外部に繋がり、外部での暮らしも楽しみやすくなります。
 沖縄の伝統的な民家に見られる「アマハジ」のような半戸外空間は住まいの高性能化が進む世の中において、今後、必要な視点となるのではないでしょうか?
 価格高騰をきっかけに家づくりの本質を考え直す機会なのかもしれません。

僕の好きな風景 第109回 小さな平屋で豊かに暮らす

軒を大きく出して、テラスと繋がり、暮らしが外へと広がる

僕の好きな風景 第109回 小さな平屋で豊かに暮らす

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