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住宅情報紙「週刊かふう」新報住宅ガイド

こんな家に住みたい

光と風が通り抜け家族の気配をつなぐ 多機能な吹き抜け空間

光と風が通り抜け家族の気配をつなぐ 多機能な吹き抜け空間

DATA
設  計: 株式会社現代設計
     (担当:奥原和明)
敷地面積: 330.61㎡(約99.80坪)
建築面積: 175.08㎡(約52.85坪)
延床面積: 242.39㎡(約73.17坪)
用途地域: 第一種低層住居専用地域
構  造: 鉄筋コンクリート造2階建て
完成時期: 2014年9月
建  築: 株式会社仲本工業
     (担当:新崎則光)
電  気: 沖電水工事株式会社
     (担当:石原昌一)
水  道: ヤシマ工業株式会社
     (担当:伊敷義定)
キッチン: 有限会社モブ
     (担当:照屋涼子)

安心して子育てできる住空間がテーマの家。三方に宅地が隣接する住宅地のため、採光・通風に適した南東に中庭を置き、それを「コの字」形で囲むように居室を並べました。キッチンを起点として子どもたちがどこにいても目が届く位置関係を考え、LDKは和室を含めてワンルーム的な構成です。

家事効率を高めるために、キッチンとバスルームを結ぶ水回り動線は直線上に。やがて子どもたちが大きくなり、個室で過ごす時間が長くなっても必ず顔を合わせるように、2階子ども室へ向かう階段は家の最奥部、寝室とダイニングの間に設置しています。

吹き抜けを含めた1階全体の壁材は、純和風にまとめた和室のテイストに合わせて、ナラ材の練り付け合板を施工。貼り付け方も工夫し、横目地を強調して洋モダンな印象を演出しています。床材も同様の理由から、無垢のチーク材に。

湿気の多い環境のため、家の中に空気がよどまないように随所に開口を配し、収納内部には換気扇を設置。吹き抜けには天井付近に開閉可能なハイサイドライトを設け、採光とともに換気・排熱できる仕組みを整えています。

光と風が通り抜け家族の気配をつなぐ 多機能な吹き抜け空間

ファサード。建物にぐるりと回した庇の先端には、雨筋の汚れ防止のため雨樋を付けている。

光と風が通り抜け家族の気配をつなぐ 多機能な吹き抜け空間

中庭に面した2階フリースペースには掃き出し窓を設け、明るい南東からの採光を確保。小窓は2つの子ども室のもので、上下階あるいは窓越しに顔を合わせて会話ができる。

光と風が通り抜け家族の気配をつなぐ 多機能な吹き抜け空間

キッチンの全長5.6mの壁付けカウンターは、子どもたちと4人が並んでも十分なスペース。ちょっとした家事や子どもたちの勉強スペースとしても重宝。

設計・施工会社

株式会社現代設計

TEL:098-979-9070http://gendaisekkei.com/

TEL:098-979-9070http://gendaisekkei.com/

那覇市松島2-1-8

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